クラブ・委員会ひろば

100代製作の高橋有仁くんを偲ぶ
投稿者:国井信男(昭和62年卒)
2020年9月17日(木)

令和2年9月6日、高橋有仁くんが亡くなった。まだ45才だった。若すぎる。
この度の新型コロナウィルス感染拡大の影響によって、世の中ではテレワークやオンライン会議が多用されるようになった。様々な企業のサーバを構築・管理する仕事をしていた有仁くんは多忙を極め、会社に泊まり込みの日が続いた。そして8月中旬に倒れた。新型コロナウィルスの感染はなかったものの、もともと体が丈夫な方ではなく、倒れてから数週間で肺炎で亡くなってしまった。
 
海城高校時代、有仁くんは文化祭実行委員会(以下文実)に所属していた。海原会の定める卒年表示では平成5年卒なのだが、文実では自分が高校2年の時に仕切った文化祭が創立から何年目かを示す「××代目」という呼び方で先輩・後輩を呼び合う。有仁くんは100代目にあたる。担当は海城祭名物の大きなパチンコ「コリント」を作る製作委員長だった。
 
有仁くんの葬儀には一緒にトンカチを握った93~106代の先輩・後輩も多数参列した。文実・生徒会OB会の現会長である115代実行委員長の津村くんからは弔電も届いた。有仁くんは海城入学から30年、いつも文実の輪の中心にいたので、皆の喪失感は非常に大きかった。いつも親切で優しくて行動の人だった有仁くん。まさに名の通り、仁の有る人だった。有仁くんへの寄せ書きには、彼の人柄を示すかのような言葉が並んだ。

残された我々も悲しんでばかりもいられない。今年の第129回海城祭は生徒だけの内輪開催と世界に発信するオンライン開催というかつてない形式で行われる。
有仁くんがいたら、129代の後輩たちにどんなアドバイスをしただろうなどと考えつつ、数日後に控える海城祭について思いをはせた。

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ZOOMで海城生と交流
投稿者:国井信男(昭和62年卒)
2020年7月31日(金)

JAXA(宇宙航空研究開発機構)に勤務し、宇宙ステーションや月面与圧ローバ(有人で月面を探査する車)の研究をしているのが渡辺英幸さん(S63卒)。昨秋の海原会見学会では多くの海原会員をJAXAの筑波宇宙センターへ案内していただいた。最新の研究やJAXAで働く多くの海城OBの様子を見て、参加者はスケールの大きさに息をのむばかりであった。
 
その渡辺さんを海城の地学部員が訪問する、というプロジェクトが立ち上がったのは昨年末のこと。海城の地学部といえば国際地学オリンピックで金メダル受賞者を輩出するなど、近年実績を残している理系の部活だ。そんな彼らが世界の最先端で活躍する海城OBの姿を見ることは、夢のバトンを繋いでいくことになるに違いない。
 
残念ながら、新型コロナウィルスの感染拡大の影響でリアルで会うことは叶わなかったが、7月30日にポストコロナのアイテムであるZOOMを使ってのオンライン講演会が実現した。
 
オンライン講演会では、渡辺さんが子どものころからJAXAに勤務するようになるまでの思い出が冒頭に話され、その後はJAXAでの現在の研究の様子が語られた。
ひと通りの話を終えた後は質疑応答。海城生からはかなり突っ込んだ質問がされ、流体力学がうんぬんなど、大学の授業なのかな?と思うような専門的な用語が飛び交う場面もあった。
 
渡辺さんの宇宙ステーションでの苦労話や現在取り組んでいる月面与圧ローバの様子では、ZOOMの画面上の海城生たちが身を乗り出してカメラに近づく様子が見て取れた。彼らにとって宇宙開発は夢物語ではなく、数年後の現実として捉えているのだろう。
今回はZOOMを介したリモートであったが、中身の濃い「新時代の交流」のだった。
 
「宇宙開発は、宇宙をキャンパスにした無限の創造を楽しめます。
 私にもう一度人生があっても、また宇宙開発を志すと思いますし、一生を賭けるに足る場所です。 
 機会があれば是非、一緒に仕事をしましょう。」
と渡辺さん。
 
JAXAには勤務する海城OBが組織するJAXA海原会がある。遠くない未来、今回参加した地学部の海城生の中から、JAXA海原会に参加する者が出るに違いない。

画像上:ZOOMでの講演の様子
画像中:渡辺さんが取り組む宇宙開発
画像下:昨秋に行われたJAXAでの見学会

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海城球児の夏、終わる
投稿者:広報委員会(昭和62年卒)
2020年7月27日(月)

7月27日(月)14:00より都営駒沢球場において、海城高対東京成徳大高の公式戦が行われました。
新型コロナウィルスの影響で無観客試合となった試合でしたが、例年の神宮と違い、駒沢球場は外野フェンスからグラウンドを覗くことができます。そのおかげもあって、保護者や海城OBの姿もちらほら。海城生たちを温かく見守る目がある中での試合となりました。

先制したのは海城でしたが、中盤以降は東京成徳大高の巧みな試合運びに押され、ビッグイニングこそ許しませんでしたが、徐々に点を奪われる展開に。
試合は1:4となり、海城高の逆転負けとなりました。

勝利を勝ち取ることはできませんでしたが、コロナ籠り期間中のブランクを感じさせない手堅い守備に、今年の海城球児の成長を見ることができました。

画像上:外野フェンスの奥からの観戦
画像中:試合開始
画像下:徐々に押されていった

※画像は野球部OBのお母様方からも協力いただきました。

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ノーゲーム!
投稿者:広報委員(昭和62年卒)
2020年7月26日(日)

本日行われた海城高対東京成徳大高戦は雨天ノーゲームとなりました。
再試合は7/27(月)14:00から駒沢オリンピック公園の硬式野球場にて行われることになりました。

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考えて勝つ!
投稿者:広報委員会(昭和62年卒)
2020年7月18日(土)

今年の球児たちは夏季東西東京都高等学校野球大会が晴れの舞台となりました。
海城高校は東京成徳大高校と神宮球場にて対戦を予定。日時は7/23(木)09:00です。
 
7月某日、海城の校庭にて練習をする野球部員の姿がありました。
「あらかじめ次のプレーを考えて動こう!」
「何を考えて今のプレーになったんだ?」
梶監督からは「考える」という言葉が何度も出ていました。部員たちは投げて走りながらも理詰めのプレーを考え、身に着けようとしていました。野球というより科学のような練習は見ていて新鮮でした。

今回の大会はほぼ無観客で海城側の大人は関係者数名だけになる予定です。例年ならスタンドに海城OBがずらりと並ぶのですが、今年については遠くから後輩たちの検討を祈ることになります。

画像上:トーナメント表
画像下:練習風景

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