同期会・同窓会ひろば
愛のない暮らしは辛い
「みんな、幸(しあわせ)の反対は何か、知ってますか」――6月2日、母校の教室の一室を借りて行われた36会の総会。齋藤邦雄君が、いつになく改まった口調で、こう切り出した時、参集した36年卒業の28人は一瞬、「ハテ?」といった表情でした。「そりゃ、不幸(ふしあわせ)だろう」「それとも不安か?」「金欠もあり得るな」と思いは様々でしたが、齋藤君いわく、「幸の反対は辛いんですよ」
そして話は「幸の尺度」へとつながります。人によっては、現役時代の「幸」は地位や年収が重要だったかもしれません。齋藤君によると、現役を引いて年齢を重ねるとおのずと「幸の尺度」も変わり、健康、教養と教育、心友信友の有無、愛などが大事になる。「今日、用事があり(教養)、行くところがある(教育)ということは、目標・目的をもって外出するということ。つまり家に閉じこもらない。そうすればやる気も出るし、新しいことに挑戦する
意欲もわいてきます」と齋藤君。
今の時代、目標、目的もなく外出していると誤解を招く恐れがありますが、「小人、間居して不善を為す」とも言います。やはり外の空気を吸うことは健康をもたらし、旧友との交流で心友信友もできるかもしれません。
問題は愛です。年齢に関係なく愛のない生活は辛い。ただ、「こちらが愛を思っても、しばしば向こうは迷惑がっていることがあり難しい」(齋藤君)。確かにこれは辛いですが、趣味や散歩など何かに情熱を持つことも愛であり幸につながると、齋藤君は言います。地域の老人会やゴルフ同好会など地域活動に多忙な同君は、手帳が予定でビッシリだとか。「外ではいろいろやっているけど、家庭では何も貢献していない」という苦情もあるようで、家にいるときは、自分でできることは自分でやるように心がけているそうです。
健康や愛にも関わりますが、以下は36会会長、山田雅康君の体験談です。今年になって、奥様が病気に倒れ入院を余儀なくされた同じ時期、同居している義理の母も足の骨折で入院。3人暮らしのところ俄かに1人暮らしを強いられた由。「男1人で何もできない。しみじみ妻の有難さ、家族の暖かさを感じました。私たちの年齢になると、いつ病気に襲われるかわからない。日頃の健康、愛のある生活の大切さを片時も忘れずに大事にしましょう」と実感と共に話していました。
一方、こちらは金澤三則君。病気を抱え体調万全とは言えないながら、毎朝、自宅周辺を10キロほど走り、戻ってからはバードゴルフ(ゴルフをミニ化したもの)に励むといいます。「それじゃ、一日、グッタリだろ」との声には「全然、平気だよ」という答えでした。
これを受けて、金子宣男君が「このところ、知っている人が亡くなったというニュースが多い。我々はせめて米寿まで頑張ろう」と激励の一言。その他、総会では、例によって“いつの間にかイベント部長”の齋藤君の骨折りで、今年の秋にも伊東界隈に繰り出すことを決定。感謝。最後に副会長の重武茂任君が「近ごろは変に気を使う人間がいるせいか、いろいろなことが世の中に起きている気がする。誰に気を使うこともない、この集まりを大事にしましょう」と締めくくり、一同、この後に開かれた海原会総会に出席。さらに十数人が四谷あたりに繰り出したのは恒例のことです。
第44回湘南海原会例会開催しました
平成30年5月25日、JR茅ヶ崎駅ビルの「快飛び」で第44回湘南海原会例会を開催致しました。6名の参加で昭和19年海城中学卒業の大先輩から昭和37年海城高校卒業の幅広き地域同窓会は地元湘南地方の名産海の幸「生シラス」から始まる海鮮料理に舌鼓を打ちながら、我々昭和37年卒業の若輩が生まれた歳に卒業をされている大先輩との世代を超えた話題に2時間はほんの僅かの時間に感じられました。当日体調不良で参加出来ない先輩の方々は出欠のハガキの返事以外に幹事宛電話を頂き近況を伺うことが出来ました。皆様方大変元気なお声でとても90歳を超えているとは思えないご様子でした。次回は何とか参加されたいというお声に大変勇気づけられました。湘南海原会は世代を超えた海城中学、高校の地域同窓会です。いわゆる湘南地方に限らず、近郷近在のOBの方々のご参加をお待ち致します。
松戸の英雄、二子玉川に来たる
プロのミュージシャンとして活躍する藤井康一さん(昭和51)のライブに行ってきました。
藤井さんは学生時代に松戸の同級生たちとウシャコダを結成。78年にヤマハ主催のコンテストで最優秀グランプリを獲得したのをきっかけに、プロのミュージシャンとしての藤井さんのキャリアがの始まりました。以来40年!プロのミュージシャンとして日本中のライブハウスやラジオ番組を中心に活動しています。
藤井さんのライブは、今、この場所で観客と作り上げる生の雰囲気がいっぱい。笑いあり、もちろんR&Bテイストの本格的な音楽あり。
当日は同級生を中心とした海城OBも駆けつけました。
先日までマニラで勤務され、定年を機に帰国された石原さん(昭和51)曰く、「おれ、あいつのライブ見るの40年ぶりなんだよ。変わんないね」確かに、藤井さんは声量抜群で、還暦を迎えたとは思えません。
「あいつ、ホント歌うまいなぁ」とは美術家の冨田さん(昭和51)。そりゃプロだからそうでしょう、と突っ込みたくなりますが、同級生が歌っているという目線だとそういう感想になるのも頷けます。
近年は進学校として評価が定着した海城ですが、時代・時代で多くのプロミュージシャンを輩出してきました。華やかな新宿の隣にある学校ですから当然かもしれません。そういう幅の広さも海城の魅力だと思う二子玉川の夜でした。
平成3年卒~6年10組の会
平成30年4月26日(木)に、1991年(平成3年)卒の3年10組理系・鈴木元明クラス中心のプチ同窓会を井上政則君の音頭で開催しました。(新宿西口・炉ばた銀政にて)
医師、会社経営者、公務員、SE等皆、第一線で頑張っている事にお互いこれからの励みになりました。
次回は秋頃、仲間をさらに増やして井上政則君の豪邸にてバーベキュー大会を予定してます。
(文責 菊池秀樹)
【写真】(左から)
前田真悟君
後藤隆志君
菊池秀樹
権代英則君
福田年健君
森上大君
井上政則君
市ヶ谷透君
【訃報】高橋信哉さん
昭和55年卒の高橋信哉さんが亡くなられたとのご連絡をいただきました。お悔やみ申し上げます。
高橋さんの葬儀は以下のスケジュールになります。
■高橋信哉さん葬儀
通夜 5月9日 (水)18時から
告別式 5月10日(木)10時~11時
会場 公益社明大前会館
杉並区和泉2-8-6
京王線・井の頭線明大前駅徒歩5分
03-5355-3801
供花申込先03-5491-3070
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。