同期会・同窓会ひろば
令和4年度第2回海原健啖会開催
勝手に海原健啖会と名乗って、海城OBの食いしん坊有志で食べ歩いています。
7月某日に行われた令和4年度第2回海原健啖会の会場は、北野先輩おすすめ、新小岩のKeyma(キーマ)。オープンから日が浅いのに、早くも名店の風格を出している、予約至難のお店です。
今回のメンバーは昭和55年~平成11年までの6人でした。6人は業種別の海原会の合同新年会などで知り合っています。そのため、それぞれ、医業会・メディア会・海志会(政治家官僚の会)のメンバーでした。士業会は今回たまたまいませんでしたが、4月に行った第1回にはいらっしゃいました。
年ごろも仕事も様々ですが、海城OBであることの一点で繋がってワイワイやれます。母校っていいなぁ、としみじみ思います。
みんなおしゃべり好きなのでいろいろな話をしましたが、海志会メンバーの国会打ち明け話と、医業会メンバーの子どもにワクチンは必要か?といった話が興味深かったです。
料理は和と洋のテイストを素晴らしいアイデアでまとめたもの。どんなに話が盛り上がっていても、料理が出されたときはおしゃべりを止め、みんな、舌鼓を打ちました。
ごく内輪でスタートした会ですが、いつかは海城OB全体にオープンな会にできたらいいなと思っています。そういった気持ちもあり、参加者は、過去の参加者への呼びかけではありますが、facebookを使った公募で半数を集めました。
第3回は9月3日に新宿曙橋の寿司凱で開催する予定です。
画像上:参加者
画像中:豪州蒸しアワビの肝でリゾット、二十四ヶ月熟成パルメジャーノレジャーノがけ
画像下:ニベと和風ラタトゥイユと甘長唐辛子
【訃報】中村洋三さん
同期の昭和36年卒の「中村洋三」君、令和3年9月6日コロナの為永眠しました。
第14回六二会ゴルフコンペ
我々昭和62年卒では、20代のころからゴルフコンペを行っているが、きちんと数えるようになってからは今回で14回目であった。
参加者はじわじわ増えて、今回は11名。ここのところの参加者は10名を超えている。毎回のように新メンバーの参加がある。今回は、先ごろ米国から帰国したT岡くんが初参加。
回を重ね、お互いの実力が分かってきたので、今回から、ハンデを新ペリアから持ちハンデに変更した。持ちハンデであれば、優勝者はハンデを減らすので、全員に優勝のチャンスが出てくる。
場所は千葉県成田市の大栄カントリークラブ。新制度での優勝は、中村久憲先生クラスのM尾くん。
次回は同じく大栄カントリークラブで10月23日(日)の開催を予定している。
画像上:集合写真
画像下:8番ホール
【訃報】渡辺弘さん
昭和36年卒の渡辺弘さんが令和4年3月25日に亡くなったとの連絡を卒年の常任幹事である杉山紘千佳さんからいただきました。死因は脳梗塞だそうです。
謹んでご報告申し上げます。
【平成11年卒】『応仁の乱』の著者、新たな本を出版
私の友人の呉座勇一君(平成11年卒)が、今回新たな本を出版しました。タイトルは『戦国武将、虚像と実像』(角川新書、940円+税)です。
呉座君は2016年に『応仁の乱―戦国時代を生んだ大乱』(中公新書、900円+税)を世に送り出しましたが、同書は48万部を突破する大ベストセラーとなりました。また、2021年11月には、今年(2022年)のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する源頼朝(演:大泉洋氏)及び北条義時(同:小栗旬氏)に焦点を当てた『頼朝と義時―武家政権の誕生』(講談社現代新書、1,000円+税)を出版するとともに、最近では、現代ビジネス(講談社)のサイト(下記リンク参照)において、同ドラマのレビューを掲載しております。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/94864
明智光秀は「常識人」、斎藤道三は「美濃のマムシ」、織田信長は「革命児」、豊臣秀吉は「人たらし」、石田三成は「君側の奸」、真田信繁は「名軍師」、徳川家康は「狸親父」……皆様の中には、小説やドラマ、映画などを通して、これらのイメージを抱いている方も多いと思います。しかしながら、これらの武将が一貫してそのようなイメージだったのかと言われれば必ずしもそんなことはなく、実はわずか数十年前に形成されたものもあります。また、戦前と戦後で、イメージが大きく異なっている武将もいます。
今回の呉座君の著書では、上記の7人の戦国武将に焦点を当て、その人物像の変遷について論じております。また、人物像の変遷を通して、時代ごとの価値観も浮き彫りになっております。
本書において印象に残ったのは、歴史を教訓にすることの危険性について述べた、「歴史小説から人生の指針を得ようという人は、そこに書かれていることが概ね事実であると思っているのだから、歴史小説家には一定の責任が求められる。事実に基づいているが、あくまでフィクションである、と公言するか、史実か否かを徹底的に検証するか、の二つに一つである。真偽が定かでない逸話を史実のように語り、そこから教訓や日本社会論を導き出す(中略)態度には、やはり問題がある」という部分です。私も長年大河ドラマを見ていますが、ドラマで描かれている話は概ね事実であると思ってしまうことが少なくありません。歴史小説家にとっては耳の痛い言葉でしょうが、小説の影響力は無視できないことから、やはり一定の責任はあるのかもしれません。
同窓生の皆様、本書に興味を持たれた方は、ぜひ書店に行かれて、本書をお買い上げいただきますと幸いです。
なお、下記サイトで試し読みもできます。
https://viewer-trial.bookwalker.jp/03/13/viewer.html?cid=f8892cbe-b32b-456d-8836-9815b17e6dac&cty=0&adpcnt=7qM_Nkp
また、呉座君は上述の著書以外にも、『日本中世への招待』(朝日新書、850円+税)、『陰謀の日本中世史』(角川新書、880円+税)、『戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか―』(新潮選書、1,500円+税)、『一揆の原理』(ちくま学芸文庫、1,000円+税)など、多くの本を世に送り出しています。これらの本も、よろしくお願いいたします。
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。