クラブ・委員会ひろば
【詳報】2回戦 海城対昭和鉄道戦(7回から)
佐々木が先頭打者本塁打を放つも、逆転を許した海城高校。勝負はこれからだ。
【7回表】
先頭打者佐々木が死球で出塁。
二飛のあと、佐々木が盗塁。相手エラーの間に3塁まで進塁。
3番西村1ゴロ。4番中島3ゴロ。
好機生かせずチェンジ。
【7回裏】
エース斉藤降板。2番手は2年生左腕中西。
四球、三振から送りバントでの進塁。
2死2塁。
左飛でチェンジ。
投手交代もまずまずの立ち上がり。
【8回表】
5番古島は四球。
6番鈴木が絶妙な送りバント。それを野手がエラー。無死1・3塁。
7番青木がセンター前ヒット。1者生還。無死1・2塁。
8番中西に代打。2年生栗原背番号13。
レフト前ヒット。1者生還で同点。なおも無死1・2塁。
ここで昭和鉄道は左腕に投手交代。
9番名倉は送りバント。1死2・3塁。
1番佐々木で捕手が2塁牽制球を大きく逸らす。その間に1者生還。
海城が逆転!
佐々木は死球で1死1・3塁。
佐々木が盗塁成功。1死2・3塁。
2番和田四球で1死満塁。
3番西村四球で押し出し。
6対4で海城のリード。1死満塁。
たまらず昭和鉄道は3番手右腕に投手交代。
4番中島押し出し。1点追加。
5番古島センター前2者生還。
9対4で海城のリード。1死2・3塁。
6番鈴木内野ゴロ。2死2・3塁。
7番青木2ゴロ。チェンジ。
ビッグイニングを作り大逆転に成功!
【8回裏】
3番手投手和田の登場。
先頭打者を四球で出すも、後続は三振・左飛・遊ゴロでピシャリ。
チェンジ。
【9回表】
先頭打者ライト前ヒットからの送りバント。
1番佐々木四球
2番和田が内野ゴロで2塁アウト
2死1・3塁から盗塁で2・3塁。
3番西村三振でチェンジ。
追加点とれず。
【9回裏】
3番手投手和田が力投。
先頭打者ショートライナー。
2番目打者ショートフライ。
3番目打者三振でゲームセット!
海城の逆転勝利であった。
試合前、「エース斉藤は体調が悪い」との情報を海原会広報では掴んでいた。1回戦のような完投は難しいだろうと。
海城に限らず、高校野球では2番手・3番手の投手はエースよりは力が落ちるのが通常で、彼らがどこまで頑張れるかが勝負のカギとなる。
情報の通り、冷静なエースにストライクが入らず、3回・6回にピンチを招いて無念の降板。しかし、代わってマウンドに立った2年生の中西・和田がきっちり抑えた。これが大きかった。
野球は1人でやるものではない。当たり前のことを改めて思い知らされた一戦だった。
3回戦は強豪の帝京高校。連日サッカーW杯で番狂わせを見てきた海城OBたちの脳裏には、海城高校の悲願である甲子園がぼんやりと浮かんできたのであった。
画像:青木の痛烈な当たり
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。