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続【吉報】岸田克二氏(S31年卒)フランス芸術院賞受賞!
岸田克二氏からメールが入り吉報の知らせが届いた。
◆盛大なセレモニー
この賞は在住外人彫刻家としての業績に与えられる賞で、institut de France・Akademi des Beaux-Arts(フランス芸術院賞)という賞です。
授賞式はパリの中心にある学士院ーinstitut de Franceーで執り行われたとの事。この行事はルイ王朝から今日まで連綿と続いている伝統行事で各界著名人の前にして行われるセレモニーです。2013年11月に盛大に祝福されたそうです。
◆岸田克二氏のプロフィール
改めて海原会名簿を探ると、31年卒の彼は出ていない。よくよく調べると不明者欄にいた。次男坊の彼は放蕩息子で自由の身で、明大に入ったりムサビ(武蔵野美大)に行ったり、芸術一途に徘徊したらしい。たまたま山口県現代彫刻展で大賞を受賞、その賞金で世界各国を渡り歩きフランスに住みついたらしい。その後は消息不明。あれから40年も経っただろうか。
暮れの12月トネヤマ・アトリエで、彼の同期の清水哲治氏(元桜美林大教授)から吉報に接した。騒ぎ始めた。
因みに彼には兄貴の岸田源蔵氏(S29年卒)がいる。兄弟海城出身で兄貴はたしか早稲田を出てパン屋を継いでいる。
◆顧みれば、思うに
利根山光人先生の「日本芸術大賞」「メキシコ文化勲章」
青葉益輝(S33年卒)の「日本グラフィックデザイン賞」「国際デザイン賞」
窪島誠一郎(S35年卒)の「無言館」「菊池寛賞」など
そして今回の岸田克二の「フランス芸術院賞」
思うに、青葉氏、窪島氏、岸田氏にしても故利根山光人の教え子だったことは間違いない。そして海城に、また一人の偉人が増えた。
写真説明
上 岸田克二氏(右端)
中 ポルトガル野外美術館に永久設置された巨大な作品
下 送られてきた年賀写真
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。