クラブ・委員会ひろば
臨時列車うなばら下田へ!
11:09に伊豆高原を出発した臨時列車うなばらは11:53に下田駅に到着しました。
下田駅で記念写真を撮ったあとは、下田駅の貴賓室の見学です。下田には須崎の御用邸があり、皇族の方々がいらっしゃることがあるため、駅には貴賓室の設備があるのです。普段は決して見ることのできない場所ですが、今回は伊豆急側に格別の取り計らいをいただき、中に立ち入ることを許されました。
「ここをお使いいただけるのは、天皇陛下をはじめとする皇族の方々、国政でしたら三権の長と大臣クラス、あとはギリギリ県知事まででしょうか…」
県知事がギリギリ!何とも敷居の高いお部屋ですが、10畳ほどのスペースに応接セットが置かれているだけで華美な印象はありません。室内の撮影は厳禁でしたので、一同はしっかりと貴賓室の様子を目に焼き付けました。
下田では約90分の自由行動。二手に分かれて下田の町を見学しました。
主に若手が向かったのは寝姿山。下田ロープウェイに乗れば数分で頂上まで行くことができ、車内からは下田の町が一望できます。
山を挟んで町の反対側には下田の港。日米和親条約を締結した際に開講された港です。
「あ!黒船だ!」
「なにぃ?寝言は寝て言え!ん!本当に黒船だ!」
展望台ではビックリするような会話が交わされましたが、もちろん黒船が港にいるわけではなく、下田の港に黒船の形をした遊覧船を見ることができました。
ベテランOBは下田市内の幕末に関する名所巡りをしました。
幕末の下田は日本の玄関であったため、歴史に名を残した偉人たちの足跡が数多く残ります。あるときの吉田松陰は下田の港でペリーに密航を断られ、またあるときには邂逅した勝海舟と山内容堂が下田の宝福寺で酒を酌み交わし、同席した坂本龍馬はそのときに脱藩の罪を許されています。米国領事ハリスの身の回りの世話をしたのをきっかけに数奇な運命を背負った唐人お吉の悲話も下田での出来事です。
名所巡りグループは観光タクシーを駆使して一気に観光巡りをしたあと、家で待つ家族のために伊豆名物の干物を買い込みました。
あっという間に時間は過ぎ、13:45に臨時列車うなばらはみんなを乗せて下田をあとにしました。
画像上:下田駅にて
画像中:寝姿山見学
画像下:歴史名所見学
撮影 立石(S26)・山本(S27)・杉山(S36)・国井(S62)
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。