クラブ・委員会ひろば
<海城吹奏楽団第20回定期演奏会開かれる>(1)
第20回母校吹奏楽団定期演奏会が今年も去る5月6日、中野ゼロホールで開催された。
皐月の澄み切った空に、今や盛りのツツジの花が映えるなか、ホールへ急ぐ。
サポーターの若々しいお母様方の歓迎を受けるのは例年のとおり。
会場内は、女学生も混じり華やいだ雰囲気に一段と色を添え、かつての泥臭い男の集団であった往時との差異をいやが上にも感じざるを得ない。
客席に中には、植木前海原会長、立石海城学園後援会長の顔も見える。
今年3月退職された福島先生が、引き続き司会進行を担い、演奏曲目の紹介など相変わらずの名調子で観客を和ませる技は流石だ。
今年は、玄人好みの吹奏楽曲が多く、その中で「ザ・ブルース」の演奏は、まさに乗り乗り。
Chicagoで生まれたブルースが、洗練されてジャズの母胎となっただけに団員の演奏は吹奏楽から一歩出て、グレンミラー風のあかぬけた響きに変り、聞く耳に心地よい。
それに「One More Time」の掛け声と手拍子で観客との一体感を醸し出す手法に脱帽。
(続く)
文 安藤 浩(S34年卒)
画像 池内 宏(S33年卒) 石原長夫(S33年卒) 杉山紘千佳(S36年卒)
画像上:鑑賞に訪れたOB
画像中:鑑賞に訪れたやなぎ屋のおばちゃん
画像下:軽妙なトーク絶好調の福島先生
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。