クラブ・委員会ひろば
<海城吹奏楽団第20回定期演奏会開かれる>(2)
今年のもう一つの特徴は、「レトロ歌謡曲集」と銘打って「宮さん宮さん」、「おっぺけぺ」「ああ玉杯に花うけて」から「君恋し」「りんごの唄」など、明治、大正、昭和の懐かしのメロデーを見事に奏でて見せたくれた。
類似の試みとして、「わらべ歌メドレー」も好企画。
アンコール曲「フィエスタトロピカル」は、パーカッションの巧みなリズムさばきと、佐藤先生の時に荒々しく時に、たおやかなタクトに乗って、今にも踊りだしたくなるような南国の祭りの情景を思い起こさせる。
こうしたサンバやボサノバ調の陽気で華やかな曲目が、KWE(海城ウィンドアンサンブル)に一番合っているようだ。
最後に特筆すべきは、吹奏楽団OB会が、今春発足し、そのお披露目として、「風になりたい」を演奏してくれた事だった。さすが先輩の貫禄よろしく、実に軽快に、豪快に奏でてくれた。
パーカッションの派手派手アクションもさることながら、フルートの透き通るような音色、アルトサックスの甘い香りを漂わせる響きに酔いしれた。
次回からは合同演奏を是非企画してほしいものだ。また、これだけの実力をもつOB楽団だけに、出来たら海原会総会や、海城祭などでも、演奏を願えればと思う。
大変気分爽快な午後のひとときをどうもありがとうございました。
(完)
文 安藤 浩(S34年卒)
画像 池内 宏(S33年卒) 石原長夫(S33年卒) 杉山紘千佳(S36年卒)
画像上:現役演奏
画像中:現役演奏
画像下:OB会演奏
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