クラブ・委員会ひろば
古賀理事長と徳光会長の座談(2)
会報「海原」37号で巻頭特集された古賀理事長と徳光会長の座談の全文を10回に分けて掲載いたします。こちらは第2回です。
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古賀
学校にとっての同窓会は宝物だと思っています。どこの学校にもそうなんですが、そこんとろをちゃんとした形で機能していない。もったいない使い方をしています。とかく、寄付金集めみたいなことしか動いていないにしかなってない感じです。OBはものすごい知識の源泉、経験者の集まりです。これをどう活かすかは大切な問題です。海城だって、まだまだ不十分です。私立はそこが力になるはずだと私は考えています、公立以上にね。
徳光
同業種とか同業線上にいる人、そういったつながりを持っている人じゃないですか。集まりますと話しやすい話が通じやすい。こないだの海原メディア会は業界の話だから繋がりやすい。進めていく中でメディアという冠が取れていくような形でさらに広がっていけばいい。現役の生徒さんは難しいけど海原会と父母会があってもいいのかなと思うのですがどうですか?
古賀
いいですね。高3年で卒業して、海城が大好きなのにもう関われないと残念だという親御さんは沢山います。そういう声もあり、PTAや保護者会ではなく後援会ができました。
せっかく仲よくなった保護者同士が、息子の卒業のあとも後援会のメンバーとして海城に関われてうれしいという声は聞きます。
徳光
我々の時代に一番信じられないのは親同士が仲良くなるなんて信じられないなぁ。海城に入学できたということは親にとって喜びで、親孝行なんですね。野球はもちろん、先日のメディア会でお邪魔したときにアメフトの試合にご父兄が応援に来られていて驚きました。総会のときの吹奏楽も最後列で息子の引退演奏を聴いて涙するお母様方にビックリ。
大きなお世話になっちゃいけないけど、海原会という小さなしっかりした中核があってそれが旨い具合にリードして海原父母会みたいなものを創って行けたらいいなと。
古賀
そうですね、海原会自体は大きくなくていい。本部自体は小さな政府にフランチャイズのごとく…。中央集権でなくていい。
徳光
衛星ですね。地方の時代みたいな形で、いくつもあちこちに。これは模索中でありますが・・そういった形で存在するのが良いと思います。事務局には会があることは連絡しておいて、そうすれば事務局でもこういった会がありますよと紹介できる。どんどん機構が大きくなると予算も増えていますが、各分科会ごとになれば会としての予算は削れていくと思います。そして何年かに一回海原会のそれぞれの会に声をかけて一堂に会するといった形になれば・・。
古賀
みんなが参加しやすいという形になっているのが理想ですよね。いま海原会の会員は33000人いるんです。毎年300~400人の卒業生が海原会員となり、亡くなる方もいらっしゃるから、だいたい横ばいの数字になります。そのくらいで動いてゆくのではないですか
徳光
3万人を一堂に会することはとても無理です。そんなことはしようと思いませんが。
(続く)
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。