クラブ・委員会ひろば
海城野球部OB会交流戦☆東京ドーム/下
(つづきより)
第3回となる海城と関東学院の両校野球部OB会の交流戦。3回の裏、渋谷選手の死球退場から試合が大きく動き出す。
4回の表、動揺したのか海城は関東学院に7点を献上してしまう。万事休すかと思われたが、その裏に海城打線が爆発。5点ゲットでたちまち同点に盛り返した。
その後、海城は1点を勝ち越して9対10。メンバーチェンジをして終盤のベテラン勝負となる。両校とも経験豊かなベテランがいぶし銀のバッティングを披露するが攻守に阻まれ1点が遠い。
試合は7回を迎え、終了の9時が近づく。1点を守りきろうとして固くなったのか、海城側の守備がにわかに乱れ、四球・パスボールと相手に進塁を許してしまう。そうなると関東学院の打線に火がつき、3点追加。10対12と逆転された。
その裏、何とか2点を返したい海城だが、2者倒れてツーアウト。時計は8時58分を指していた。策を巡らすならとっとと三振して9時前に次の回に滑り込んでしまえば良いのだが、海城魂はそれを良しとはしなかった。最終打者は相手投手と堂々と渡り合い、粘っているうちに9時を越えそのままうち取られてゲームセット。12対10で関東学院野球部OB会の勝利となった。
悔しい3連敗であったが、試合後の選手たちは皆さわやかな笑顔だった。関東学院側とお互いをたたえ合い、白球を追い求める仲間同士で固い握手さえしている。これぞスポーツマンである。
来年はどこで試合をするのだろう。もう一度ドーム?大遠征で甲子園?そんな声が聞かれた。今回参加できなかった野球部OBの方々は次回こそ参加されてはいかがだろうか。
画像上:試合終了後の礼
画像中:マウンドに集合した海城OB
画像下:試合結果
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