業種別海原会ひろば
【プノンペン】お邪魔します、海外支部!
先日、旅行ライターをしている妹「国井律子」と甥と私の3人で東南アジアを回る機会があり、その際に海原会の海外支部にお邪魔してきました。
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お世話になったホーチミン支部の梶さんとお別れし、カンボジアのプノンペンへ。飛行機でたったの45分!
空港の搭乗ゲートで待っててくれたのはプノンペン支部の小市さん(平5卒)。私にとっては生徒会の後輩だ。あれ、搭乗ゲートってお迎えの人は入れるの?と聞く間もなく、「こちらへどうぞ」で気づけば国賓ターミナル。パスポートコントロールも荷物チェックもしないまま、あれよあれよとプノンペン市内へ。
「国賓ターミナルって、日本人ならどんな人が使うの?」
「秋篠宮殿下がいらしたときは使いましたね」
「!」
「でも、話の種になるから日本のビジネスマンも利用することはありますよ」
うむむ、来訪初っぱなからすごい体験をした。
プノンペンはそれほど大きな都市ではないのだが、インフラの整備がこれからで、渋滞は激しい。まだまだ東南アジアの田舎で、みんなのんびりと暮らしている。
プノンペンはアンコールワットのような観光地がほとんど無いのだが、ポルポト時代の遺構がいくつかあって、政治犯を収容したトゥールスレン収容所跡を見学した。驚いたのは住宅街の真ん中にあったこと。刑務所ではなく学校を利用したためだという。こんなところで拷問が行われていたとは信じられない。
カンボジアというと内戦やポルポト政権下の事件のイメージだが、すでに国民の過半数は事件後に生まれた世代だ。国民の心には秘めたモノこそあろうが、あれから20年を経て、表向きに苦難の歴史は見えてこず、これから発展しようとする勢いばかり感じる。ちょうど日本の高度経済成長期に近いだろう。
海原会プノンペン支部のメンバーはこの国と一緒に伸びていくチャンスを得て、生き生きとしていた。
小市さんは現地でロコモ社を立ち上げ、メディア・コンサル・旅行・貿易など幅広い事業展開をしている。城のような自宅では小市さんの五男と甥がご対面。同級生の1才同士。訪問当時は冷凍物流の立ち上げ真っ最中で、工業用の冷凍庫がうなりを上げている中、甥と妹はバイクを借りて小市邸とその付近を走り回っていた。
プノンペン支部長の岡崎さん(平3卒)はイオン現地法人GMとして、カンボジア最大の複合施設のオープン直前だった。その後の開店の際には、日本から岸田外務大臣、現地からフンセン首相以下閣僚が列席したというのだから、ただのスーパーの開店セールとはワケが違う。
古田さん(戸山小卒)は存在感を増している在カンボジア日本人向けの雑誌「プノン」の発行に携わっていて、日本人コミュニティの活性化に尽力していた。
皆さん多忙を極める中、私たちの訪問に合わせ日本料理店でプノンペン支部会を開催していただいた。カンボジアにうまいモノなしと脅されていたのだが、この店のだし巻きやうどんはきちんと日本の味。現地人が経営しているのだが、客の日本人があれこれアドバイスをして店を育てているのだという。私も日本の寿司店でブームになりつつある山ワサビを持参し、秘伝の味を披露してきた。山ワサビなら熱帯でも生育できるはず。苗を分けてきたので小市さんの農場で根付くことを祈る。
カンボジアは他の東南アジア諸国と比べて日本人の数はまだまだ多くない。しかし、海城OBはがっちりと基盤を築いて頑張っているので、出張・転勤の際は是非お声かけいただきたい。寂しい思いはさせません!とのこと。
カンボジア支部の皆さん、ありがとうございました!