同期会・同窓会ひろば

【平成11年卒】『応仁の乱』の著者、新たな本を出版!
投稿者:齊藤 亮輔(平成11年卒卒)
2025年3月18日(火)

既に御存じの方もいらっしゃると思いますが、今年1月、私の友人である呉座勇一君(平成11年卒)が新たな本を出版しました。『日本史 敗者の条件』(PHP新書、1,000円+税)です。
呉座君はこれまでに数々の本を著しております。特に、2016年に執筆した『応仁の乱―戦国時代を生んだ大乱』(中公新書、900円+税)は、48万部を突破する大ベストセラーとなりました。
 
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」――プロ野球ヤクルトスワローズの元監督である野村克也氏の座右の銘ですが、もとは江戸時代の大名で剣術の達人でもあった松浦(まつら)静山の言葉です。勝利や成功は幸運や偶然に支えられた部分もあるが、敗北や失敗には必ず原因がある――本書は、源義経や明智光秀など、日本史における有名な人物8人について、その敗北や失敗の原因について分析を加えております。
私がこの本を読んで思ったことですが、この本で取り上げられている人物の多くは、敗北や失敗を経験する前の勝利や成功から、多かれ少なかれ、自信過剰、楽観的、錯誤、驕り、過信を持っていたということです。「勝って兜の緒を締めよ」とは良く言われますが、本書を読んで、その難しさを改めて感じたところです。
 
なお、本書は発売4日目にして増刷が決定するなど、好調な売り上げを見せております。
同窓生の皆様、本書に興味を持たれた方は、ぜひ書店に行かれて、本書をお買い上げいただきますと幸いです。
また、呉座君は上述の著書以外にも、『動乱の日本戦国史―桶狭間の戦いから関ヶ原の戦いまで―』(朝日新聞出版、810円+税)、『戦国武将、虚像と実像』(角川新書、940円+税)、『頼朝と義時―武家政権の誕生』(講談社現代新書、1,000円+税)、『日本中世への招待』(朝日新書、850円+税)、『陰謀の日本中世史』(角川新書、880円+税)、『戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか―』(新潮選書、1,500円+税)、『一揆の原理』(ちくま学芸文庫、1,000円+税)など、多くの本を世に送り出しています。これらの本も、よろしくお願いいたします。

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