同期会・同窓会ひろば
「老兵は死なず。消えもしない」
36会は、年の瀬も押し迫った12月9日(月)午後、新宿四谷の中華料理店で忘年会を開催。集まった人数は21人。あちこちで病気や健康の話が飛び交うのは止むを得ないにしても、なかには我が身に「斬った張った」と数カ所におよぶ手術痕を持つ“つわもの”もいて、それでも寒空の下、顔を見せてくれたエネルギー、前向きの姿勢に、一同、感服の呈でした。
会が進みメートルがあがるにつれて談論風発、話題は広がり熱気も盛り上がる。たまたま同じフロアに私たちの半分以下の年齢に思われる20数人のグループが気勢を上げていましたが、こちらもそれに負けぬほどの活況でした。「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」と言ったのはかのダグラス・マッカーサ元帥でしたが、その時の場の雰囲気は「老兵は死なず(老兵には違いない)、ただ消えはしない。まだまだやるぞ」という気概に満ちていました‥‥と少なくとも筆者の目には写りました。
「青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ」と、どっかの国の詩人が喝破しましたが、このセリフ、マッカーサーの座右の銘だったとか。人間は年を重ねただけでは老いない。孤独や不安、恐怖、失望が人を老いさせるといった意味のようですが、「36会のメンタリティもこれで行きたい」と、これまた筆者が勝手に感じ、報告する次第。
クラリネットを人生の“長の相棒”にジャズの演奏を続ける吉本泰一郎君は今もクラリネットの練習に余念がないそうで、「老兵は死なず、消えもしない」という生き方、36会の一員として羨ましい限りです。その吉本君、今月23日夕、プロ奏者のクラリネット・谷口英治さん、トランペット・下間哲さんの特別参加を得て、今年最後の演奏会を高円寺の「ザ・高円寺」で開く予定です。
36会の集まりをもっと早い時間にした方が参加する人数も増えるはずという提案もあり、今後、その方向で会を運営することなどを申し合わせ散会。さらに四谷三丁目あたりに繰り出した面々もいましたが、これも36会のメンタリティのほんの一部です。
なお当日の参加者は斉藤忠信、金澤、木村、佐多、吉本、赤石、太田國廣、岡本、波江野、金子、林、伊藤邦正、郷古、雀部、谷中、我妻、中島、鯉沼、重武、杉山、瀧本(敬称略)でした。
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。