同期会・同窓会ひろば
自然を相手に欲をかいたらいかんな
36会(昭和36年卒)恒例の旅行会が久々に7月3日、開催されました。コロナで中断されていたもので今回は10人が参加。早朝8時50分、上野駅からバスで3時間半、向かった先は初夏の緑まぶしい鬼怒川渓谷。ホテルで各々時間を過ごし、渓谷の冷気が立ち上る夕暮に始まった宴の時。会場は他の客人と一緒とあってつつましく、しかしそれなりにきこしめした後、場を部屋に移し、36会名物のヒザ突合わせての談論風発となりました。
全員が現況を話すなか、神奈川県二宮町に住み晴耕雨読の暮らしを語った金子宜男君。60までは会社人生、60からの10年間は地域活動、70からは自分の生き方を生きると決めていたそうで、今は近隣の農家から借りた50㎡ほどの畑で野菜を栽培する日々、「蒔いたタネが芽を吹き成長して実がなる。子育てを見るようで面白い」と金子君。ある夏、スイカを収穫した時。立派に育ったスイカをカゴに入れ、しかし数個は「あと1日か2日おけばもう少し大きくなり甘さも増すに違いない」とそのままにしておいたとか。翌朝、畑に出ると無残かな、スイカはカラスに食い荒らされてばらばらに。「自然を相手に欲をかくといかんな」と訥々と語る口調には実感がこもっていた。
翌日は午後、バスで帰京。またの旅を期待して散会しました。なお、宴の冒頭、これまで連絡など雑務を引受けてくれた赤石浩君が後任に後事を託すことになり、感謝の意を込めてささやかなプレゼントを贈呈しました。
当日の参加者は赤石、伊藤邦正、金子、金沢、斉藤邦雄、佐多、杉山、波江野、林、瀧本の10人でした。
追伸
山田雅康元会長にも長年の会長職ご苦労様いうことで、明石浩事務局長と同じささやかなプレゼントを郵送しました。
画像(以下のURLで閲覧可能)を提供された杉山紘千佳さんのメモを元に文章を構成しましたが、36会から瀧本さんの原稿をいただきましたので差し替えました。
画像入りの投稿は以下で見られます。
↓
https://www.facebook.com/kaijounabara/
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。