同期会・同窓会ひろば
【平成11年卒】同級生、新たな本を出版
既に御存じの方もいらっしゃると思いますが、昨年(2021年)11月、私の友人である呉座勇一君(平成11年卒)が新たな本を出版しました。『頼朝と義時―武家政権の誕生』(講談社現代新書、1,000円+税)です。
呉座君は、2016年に『応仁の乱―戦国時代を生んだ大乱』(中公新書、900円+税)を世に送り出しましたが、同書は48万部を突破する大ベストセラーとなりました。
今回の著作『頼朝と義時』は、今年(2022年)1月から放送が開始されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する源頼朝(演:大泉洋)及び北条義時(同:小栗旬)に焦点を当てています。
どの本にも言えることですが、呉座君の著書は、必ずしも通説を紹介するのではなく、時には、これに対して証拠を示しつつ疑問を呈しております。それは論理的に展開されており、読み応えがあると思います。
同窓生の皆様、本書に興味を持たれた方は、ぜひ書店に行かれて、本書をお買い上げいただきますと幸いです。そして、本書片手に、「鎌倉殿の13人」をご覧になってはいかがでしょうか?
なお、同書は、『公研』という、公益産業研究調査会(※)が発行する会誌にも取り上げられております。
(※)今日の流動する国際情勢のなかで、海外ならびに国内の政治・経済・社会の現状と動向を調査、研究し、日本経済及び会員企業の発展に寄与することを目的に設立された機関(同調査会のホームページより)。
https://koken-publication.com/archives/1187
また、呉座君は上述の2つの著書以外にも、『日本中世への招待』(朝日新書、850円+税)、『陰謀の日本中世史』(角川新書、880円+税)、『戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか―』(新潮選書、1,500円+税)、『一揆の原理』(ちくま学芸文庫、1,000円+税)と、多くの本を世に送り出しています。これらの本も、よろしくお願いいたします。
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。