同期会・同窓会ひろば
【平成11年卒】『応仁の乱』の著者、新たな著書を出版
私の友人である呉座勇一君(平成11年卒)が、このたび新たな著書を出版しました。『日本中世への招待』(朝日新書、850円+税)です。
呉座君は、2016年に『応仁の乱-戦国時代を生んだ大乱』(中公新書、900円+税)を世に送り出しましたが、同書は47万部突破の大ベストセラーとなりました。
今回の著書『日本中世への招待』は三部構成となっており、第一部では中世の家族、教育及び生老病死について、第二部では中世の人々の日常生活についてそれぞれ取り上げ、第三部〈付録〉ではさらに中世を知りたい人のためのガイドブックとなっております。
本書の最大の特徴は、それまであまり取り上げられることのなかった中世の人々の生活や文化について取り上げていることです。それは、この本のタイトルが『日本中世「史」への招待』ではなく、『日本中世への招待』となっていることにも現れています。具体的には、中世の時代のお正月の過ごし方、贈答の習慣、旅行など、当時の人々の日常生活がどのようなものであったかについて触れられております。
この本を読むと、それまであまり感じることのなかった中世の人々に親近感を覚えます。
また、第三部〈付録〉として、さらに中世を知りたい人のために一般向けの書籍を紹介しておりますが、これも通常の本には見られないことであり、新鮮味があると思います。
同窓生の皆様、本書に興味を持たれた方は、ぜひ書店に行かれて、本書をお買い上げいただきますと幸いです。
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。