同期会・同窓会ひろば
山峡の夜は更けて
9月27,28日の両日、36会(昭和36年卒業)による栃木県・鬼怒川温泉への1泊2日の旅が行われました。36会が遠出の旅行に繰り出すのは、東日本大震災の後、東北旅行を企画して以来のこと。今回は有志18人が参加。早朝、上野駅前に集合し、バスで一路、現地を目指して出発。バスは他の観光客との相乗りとあって、車中でのアルコールは無し。ここは我慢のしどころと、一同、いつになく神妙に乗車し、昼過ぎ、鬼怒川ロイヤルホテルに到着しました。
夜の宴までにはたっぷり時間があり、その間、思い思いに過ごしましたが、「錦秋の候」というにはまだ早かったとはいえ、秋の気配が漂う山々の佇まいはなかなかのものでした。
ところで、ホテル近くに通称「揺れる吊橋」の「鬼怒川楯岩大吊橋」があります。全長140メートル、下を流れる鬼怒川までの高さが40メートル。幅が2メートルほどの頼りなげな橋は、人が歩くだけでユラユラと揺れる。「ここまで来て怖気づいたとあっては、敵前逃亡のそしりを免れず」と勇をふるって渡る者もいましたが、よく見ると足は小刻みに震えていました。
対岸からさらに400メートルほど山道を登った先に温泉街と鬼怒川を見渡す絶景ポイントがあります。「そこまでは遠慮したい」という声があるなか、勇躍、展望台を目指したのが決脚自慢の3人。しかし、最後のところで待っていたのが高さ70メートルの楯岩。そこに刻まれた石段を登るのはさすがに息が切れましたが、展望台から見下ろす風景は絶景ポイントの名に恥じないものでした。
夜の宴は予定通り進行。その後、全員が一部屋に集合。こうした旅行に参加できるの健康を喜び、日ごろ、36会の運営に尽力してくれている山田雅康会長はじめ、赤石浩君、杉山紘千佳君、そしてプロ顔負けのフットワークで今回の旅行の段取りをしてくれた通称「イベント催事リーダー」の齋藤邦雄君に感謝を表明し、ホテル内での2次会、ある者はカラオケに参加、、ある者は麻雀宅を囲み、また、ある者は談論を楽しむなど、山峡の夜は更けました。それにしても全員、「枯淡の心境」とは
無縁の意気軒昂ぶりでした。
翌日は昼過ぎにホテルを出発。夕方、上野に到着し、「また旅行を楽しもう」と散会。ちなみにこの日も午前中は時間を持て余し、カラオケ、麻雀に興じる者も少なからず。2日連続のカラオケに「しばらくはカラオケとも縁切りだな」という声も聞かれ、それにしてもみな元気なのこと、一同、改めて感謝する次第でした。
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。