同期会・同窓会ひろば
天満敦子「クリスマス、ヴァイオリンコンサート」を聴く
去る12月24日(水)に窪島誠一郎氏(S35卒)が経営する「キッド・アイラック・アートホール」で2014年の締めくくりとして、天満敦子「クリスマス、ヴァイオリンコンサート」が開催された。
午後3時、オーナーの窪島氏が登場し、天満敦子さんの紹介で始まり、静かに「鳥の歌」(カタロニア民謡)で第一部が始まり、「トロイメライ」(シューマン)、「タイスの瞑想曲」(マスネ)、「シチリアーナ」(フォーレ)、「アメイジンググレイス」(黒人霊歌)、「祈り」(ブロッポ)で第1部が終了。名器「ストラディヴァリウス」の音色が響き、20坪ほどの中の満場の観客60人がうっとりと聞き惚れていた。休む間もなく、第2部は日本の「この道」(山田耕筰)で始まり、「城ヶ島の雨」(同)、「落葉松」(小林秀雄)、旅人の歌(小林亜星)、「ふるさと」(岡野貞一)と「望郷のバラード」(ポムスベスク)、締めくくりとして「ジュピター」(ホルスト)で終わり、窪島氏が再度登場。天満さん(15才当時)と某小説家の逸話などで会場を和ませた。
アンコールとして「月の沙漠」を弾き、あっという間の1時間半のコンサートが終了した。
【天満敦子さんのプロフィール】
東京都出身
6才よりヴァイオリンを始め、小学校時代、NHK・TV「ヴァイオリンのおけいこ」に出演。講師の故江藤俊哉氏に資質を認められて、音楽家への道を志した。東京芸大在学中には日本音楽コンクール第一位、ロン・ティボー国際コンクール特別銀賞を受賞して注目を浴びる。天衣無縫、個性味あふれる語り口とステージにおける強烈な自己投入が彼女の魅力といわれている。現在、東邦音楽大学大学院教授。使用のヴァイオリンはアントニオ・ストラディヴァリウスの晩年の名作。弓は伝説の巨匠ウジェーヌ・イザイ遺愛の名弓。
画像上:講演後の天満さんと窪島氏のスナップ
画像中:天満さんのコンサート案内
画像下:ホールの入場風景
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。