同期会・同窓会ひろば
第12回角川財団学芸賞贈呈式及び祝賀会――呉座勇一君(平成11年卒)受賞
去る4日(木)、第12回角川財団学芸賞の贈呈式及び祝賀会が飯田橋にあるホテルグランドパレスで行われました。本賞については、同級生である呉座勇一君(平成11年卒)の著書『戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか―』(新潮選書、1,500円+税)の受賞が決定していることから、呉座君からの招待を受け、友人とともに贈呈式より出席いたしました。
贈呈式では、まず角川文化振興財団理事である有馬朗人氏より主催者挨拶があった後、同財団理事長である角川歴彦氏から受賞決定者(呉座君以外にもう1人受賞)に対し賞が贈呈されました。
その後、選考委員の1人である佐藤優氏から、呉座君らの著書が受賞した理由について説明がありました。最後に、受賞者から受賞のことばがありました。
呉座君は、賞贈呈の際こそ緊張した面持ちを見せておりましたが、このときは緊張も解けたのか、少し笑顔も見えておりました。受賞のことばの中で呉座君は、なぜ受賞作を執筆したのか、その理由について述べておりましたが、それはなるほどと思わせるものでした。また、昨年も同賞の最終候補に残りながら受賞を逃した際、友人に対して「次回作で『倍返し』できるように頑張ります」と語ったが、その時はまさか受賞するとは思わなかったエピソードについても述べておりました。
次に祝賀会では、受賞者に対し花束が贈呈され、選考委員の1人である松岡正剛氏の音頭の下、乾杯の発声が行われた後、懇談に入りました。呉座君は、多数の出版社の方々から挨拶を受けるなど、なかなか忙しい様子でありました。
OBの皆様、呉座君の著書にもし興味を持たれた方は、書店にてこの著書を手に取ってご覧いただき、お買い上げいただければ幸いです。
呉座君、改めて、受賞おめでとうございます!
(写真上段)受賞作『戦争の日本中世史』
(写真中段)賞贈呈の際の呉座君(左)
(写真下段)受賞のことばを述べる呉座君
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