同期会・同窓会ひろば
励ましあい八十路歩む
昭和25年卒 年次同期会 121017
中秋の10月17日、恒例の年次同期会を南青山5丁目の「うすけぼー」で開催。
昭和25年海城高校卒のわれわれは、同19年海城中学(旧制)入学以来68年、同高校(新制2期)卒以来62年もたった。その間、戦中/戦後、半世紀以上にわたる大変な激動の時代を生き抜いてきた。そこには、子や孫に伝えたい波乱に満ちた一大スペクタクルがあった。
そしてともあれ、われわれは「後期高齢者」の域に入った。いまや、人生は胸突き八丁/八合目の八十路を何とか歩み続けている。過ぎし日々のいろいろな想い出は、走馬灯のようにかけめぐり、尽きることがない。でも、まだまだきびしい現実が前途に横たわっていることをみんな覚悟をしている様子ではあった。
この夜、集まったのは22名。世話人グループの尾上武郎君が進行役となり、ひと足さきに旅立った仲間たちの冥福を祈って黙祷を捧げたあと、石川達也君、足立和君の開会挨拶、秋山哲児君の乾杯音頭で宴に入る。
宴たけなわ、談笑の輪があちこちに咲いた。そうしたなか、この夜の目玉は、ことしも仙台からかけつけた高橋博君であった。小学校時代から剣道に励んできた同君は、今夏、宿願の七段昇格を果たした。東日本大震災では、大きな被害がなかったが、このニュースは、みんなを大いに元気づけた。
また、ひとりづつ、想い出や近況など短くスピーチしたが、そこにはみじんの暗さはなく、来年もまた会おう、との声が飛びかった。とは云え、自身や伴侶の健康問題など、きびしい状況にある仲間も決してなくはない。しかし、明後年には中学入学以来70年を迎えるわれわれ同期にとって、お互いに力を分かち合う、まことに楽しい一夜となったことは、まちがいない。友よ、生きているうちに、来年もぜひお会いしましょう。(梅沢喬二・記)
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。