同期会・同窓会ひろば
海城祭・見てある記『どうしても褒めてあげたい』(2)
今年の海城祭は、120周年を記念して、「変遷」を旗印に盛り上げた。
そうか、1世紀とちょっとかぁ?歴史を感じる者にとっては、海城創立は日本が生まれたての文明開化に相当するだろう。その間の「変遷」はめぐるましい事象だったに違いない。
今回初めての生徒の文化祭実行委員会の企画で、3階から6階までの階段の壁面を利用して、海城の「変遷」を少しでも知って貰おうと海原会の協力で実現した。それではお手並みを拝見しよう。
◆これはスバラシイ!
何よりも驚いたのは自分の言葉で書いてるんだなあ。
よく勉強してるよ。ご立派。例えばこんなことが書いてある。
中段の写真を拡大すると、
≪海城の創設者ってどんな人?≫
むずかしいと思ったのか、
≪何か身近に海城の歴史がわかるものないの?≫
≪ハイ、2つあります≫とか
これがいいんだな、演出効果も満点だ。
ただ残念だなぁ。会談の壁面は上り下りが激しくて、ゆっくり見られない。
全版の紙に13点。きっと夏休み返上でギリギリまで書いたに違いない。
見事な出来栄えだなあ。大人顔負けだよ。褒めてあげたい。
◆(下段の写真)この指揮者誰だかわかる?
甲子園に向けて海城野球の応援に行かれた方なら判るだろう。海城吹奏楽団の一員で、大田君と言ったかなあ。行くとこ、野球が勝っても負けても応援団席の一角で懸命にゲームに背を向けて指揮棒を振っている。
いた居た!教室のミニステージでアンサンブルを組んで準備をしていた。
たまらずマイクを持って解説をさせて頂いた。彼の野球場でのね。
満員のお客から拍手を頂いた。彼の指揮ぶりはカラヤンか、はたまた小沢征爾か、そんな感じ??。
彼の演奏が始まった。あのリズミカルな演奏と思いきや、ビックリした。現代クラシックの不協和音的な演奏ではないか。私にはそう感じた。
これは吹奏楽の域を脱している。いわゆるウインドアンサンブルだな。
彼の熱演する姿はスバラシイ。もう来年の指揮演奏は見られない。無念
そう思うと、どうしても褒めてあげたい。
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。