同期会・同窓会ひろば
ムーランルージュ新宿座と海城学園
昭和21年11月2日、戦後初の本校文化祭の2日目に、
軽演劇の殿堂「ムーランルージュ新宿座」の公演がありました。
このことについて、6月以来、古典芸能部が調査・研究をしております。
調査にあたっては、ムーラン研究家にして、元参議院議員の野末陳平先生にご来校を頂き、レクチャーを賜りました。
そもそも、ことの始まりは、9月17日より新宿K'sシネマ(旧昭和館)にてロードショー中の「ムーランルージュの青春」を監督された田中重幸氏と顧問が知遇を得て、この研究は開始されました。
研究中、海城公演について、ムーランルージュの女優であった滝輝江さんの御証言が得られました(写真2はムーラン海城公演の主なメンバー。滝輝江さん蔵(右から6人目。昭和21年10月。新宿南口にて撮影)。
公演日の確定、公演の様子、招聘者などを調査するため、これまでに、
昭和22年~26年御卒業の皆様のご尽力を頂戴してまいりました。
とりわけ、沖為雄様、下村徹様、八尾俊道様、藤城能教様、石川達也様
には大変に有力な情報、および卓見を賜り、感謝申し上げます。
9月18日には新宿歴史博物館で行われた「ムーランルージュ新宿座開館80周年記念シンポジウム」へのお招きを受け、部員が研究成果を発表(写真3)。おかげさまでご好評をもって迎えられました。
また、遡りますが、8月10日にはNHK首都圏ネットワークで我々の取り組みが放映されました。
今回の文化祭では、山本満男様、片山忠美様にご協力を頂き、「海原会サロン」へ、研究のあらましを記したノートを置かせて頂くことができました。感謝申し上げます。
一連の研究、調査に対し、特に昭和20年代にご卒業の方々より関心をお寄せ頂いております。
研究の詳細につきましては、本校ホームページ内の「海城PRESS」にございます。ご一覧願えれば幸いです。と、同時に、当時の公演につきましてご存知の方は、海原会連絡室までご一報いただけますと幸いです。
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。